スーツとネクタイが元気を奪う
いま、ガンになる人が増えています。「勝ち組・負け組」などの格差拡大、少子高齢化問題など、社会の激しい変化を反映するように、近年著しく増えているのが、肺ガン、大腸ガン、乳ガンです。
国立がんセンターは、1997年に479,000人だった新規のガン患者数が、2015年には約2倍の89万人に増加し、2005年に32万人だったガンによる死亡者数は、2015年には43万に達すると予想しています。
現在、年間死亡者のうち3人に1人がガンで死亡
していますが、交通事故死亡者数が年々減少して1万人を割ったことから、
「交通事故で死ぬのはガンで死ぬよりむずかしい」
と言う人もいます。それくらいガンは拡大しているのです。
ガンという病気に関する情報はもうかなり一般の人々の間にも広がっていて、早期発見や早期治療の重要性も知られています。そのため、定期的な健康診断や人間ドックで体のチェックを行う人も多くなりました。にもかかわらず、ガンにかかる人、ガンによって亡くなる人は増え続けています。
ガンは誰にとっても重大な病気ですが、とくに一家の大黒柱であるお父さんがガンになってしまうと大変です。大切な家族が病に倒れるつらさを味わうのはもちろんのことですが、経済的な支えを失うと同時に、治療のための出費がかさむという二重の苦しみに直面することになるからです。
人はなぜガンになるのでしょうか。これから詳しくお話ししていきたいと思いますが、まず結論から先に述べると、私は環境が大きな影響を与えていると考えています。ある特別な状況や心理状態がガンの形成を促していると思っているのです。
もう少し具体的に言えば、ガンをはじめとする病気は心と密接につながっており、心の健康状態が悪くなれば、ガンなどの重大な病気が発症する確率も高くなるということです。
そうした面から見てみると、現代のサラリーマンのみなさんは、重大な危機に直面していると言わざるを得ません。
というのも、仕事帰りに診察を受けに来る
スーツを着てネクタイを締めたサラリーマンは、例外なくと言っていいほど元気や覇気がなく、目つきがどんよりとしています
。一目で精神的なストレスや心の問題を抱えていることが見て取れます。
いわゆるブルーカラー、つまり肉体を動かして仕事をしている人と比べてみると、それはいっそう顕著にわかります。
肉体を動かして仕事をしている人の多くは快活で明るく、くったくがありません
。サラリーマンとはまったく雰囲気が異なるのです。
そして、どちらがより重大な病気を発見するかというと、それは圧倒的に覇気のないサラリーマンのほうなのです。
極論めいて言うなら、
ホワイトカラーの職場は病気予備軍の人たちであふれている
。もっと言えば、ストレスフルな職場が重大な病気のタネをまいているということかもしれません。
病気は理由なくかかるものではありません。病気になるには、なるだけの理由があるのです。現代のサラリーマンがガンなどの重大な病気の脅威にさらされているのは、心のゆとりや豊かさを失っていることにほかなりません。
病気は重ねた無理の請求書
あなた自身の毎日の生活環境が呼び込む苦しみであることをまず自覚する必要があるのです。
「視点を」変えるメニューへ
TOPへ
Copyright 2007 All rights reserved.